D-Oceanの使い方 - 基本編1
D-Ocean の基本的な使い方
ご存知の方はこんにちは。はじめての方ははじめまして。
D-Ocean エバンジェリストの木村です。
これから定期的に D-Ocean の使い方や活用方法についてのブログを投稿していきます。
どうぞよろしくお願い致します。
D-Ocean とは
D-Ocean は「人とデータの出逢いをもっと自由に」というコンセプトの元、リリースされたサービスです。
データを持っている人はそのデータを共有し、データを探している人は公開されているデータを探すことができる SNS です。
データにまつわる課題
現代はコンピューターテクノロジーがものすごい速さで発展・進化し、ここ 10 年の間でも、身の回りで取り扱う製品にコンピューターが組み込まれ、人工知能や AI で様々な作業が効率化されたりしています。
この様な環境は「多くの人がデータ活用に参加できる時代」を産み出しました。手元にデータがあれば、それを元にツールを使いすぐに分析を行えます。
一方で、「民主化されていないデータ」も多く世の中に産まれました。
一つの企業内でも部署間でデータの共有がされなかったり(サイロ化・タコツボ化)、必要以上にデータの扱いを厳重にしてしまった結果、データを新しい視点から確認する機会を失ってしまう状態も出てきています。
また、データを分析したいと思いたち、必死の思いでデータを探し当てても、データが分析できる状態で存在しないケースも多々有り、その加工(計算するために)に時間を取られてしまい、加工が終わった時には機を逃す事も多く見られる光景です。
D-Ocean の特徴
D-Ocean は、先にあげたデータにまつわる課題をクリアする仕組みを取り入れた「データを通じて新たな出逢いと発想」を促すための SNS です。
簡単にデータを「検索」・「発見」し、欲しいデータがなければ「リクエスト」する事も可能です。
この様なやり取りの中で、データサイエンティスト(データを分析する人)とデータ提供者(データを持っている人)が繋がっていくことも可能となっています。
それでは早速、D-Ocean の機能に触れてみましょう!!
ログインはこちらからどうぞ ※すべて無料で使えます!
検索の仕方
D-Ocean 上には大きく分けて以下3種類のデータがアップロードされています。
- Entity → 表形式のデータ・オブジェクトデータ
- Request → ユーザーからのリクエスト(こういうデータが欲しい、こういう分析方法で分析できないか?など)
- Stream → IoT機器などから取り込んだ
データ検索の仕方
D-Ocean 上にアップロードされている各種データは、キーワードで検索できます。
キーワード検索の対象範囲は以下の通りです。
- データのタイトル
- データの説明文
- データに付与されたタグ
試しに「さくら」というキーワードで検索してみると、図にあるような地図形式の検索結果が出てきます。そこには検索結果の件数と、それに該当する ENTITY(データ)が表示されます。
データの詳細の確認の仕方
検索結果にある ENTITY 名をクリックすると図のようなフォームが立ち上がります。
まずはこのフォームの下部にある「 Query 」タブをクリックします。
「Query」タブをクリックすると、今度は図のように「SQL」文を入力するフォームが立ち上がります。
標準で「データの中身を1,000件表示する」クエリが入力済みとなっていますので、そのまま下部にある「Execute」ボタンをクリックします。
データの内容が表示されました。
データは 10 件づつ表示されていますので、必要に応じて表示件数を増やすこともできます。
D-Ocean のデータは、この様に簡単に内容を確認できます。
便利ですね~。
データのダウンロードの仕方
データを CSV ファイルでダウンロードすることも簡単にできます。
図に有る「Execute」ボタンの右側のプルダウンから「CSV」を選択し、次に「Execute」ボタンをクリックします。
「黄色のクルクル」マークが表示され、計算が終わると図にあるようにフォームの下部に「download」リンクが作成されます。
これをクリックする事で、CSV ファイルのダウンロードが可能です。
いかがでしたでしょうか?
D-Ocean は思い立った時にすぐにデータを探して発見し、ダウンロードすることができます。
また、D-Ocean 上でデータの中身を確認することもでき、データとデータを突き合わせて見ることも可能です( SQL )。
今回は「基本編 1 」でしたので、次回は「基本編 2 - SNS機能の活用方法(グループの作成、グループ内での共有、リクエスト) 」に触れたいと思います。